広報PRの仕事は、企業における広報PR課題の洗い出しから始まり、PRストーリー、プレスリリースやその他広報資料作成、メディアリレーションの構築、記者会見やインフルエンサーを活用したPRイベントの立案・運営、など与えられたリソースと時間を鑑みて、戦略的に解決策をプランニングしていきます。

多岐にわたる広報PRの仕事ですが、メディアリレーションを構築するためには、メディアのなかの人(記者、編集者、ディレクター、外部制作会社の担当者)に自社の事業(商品やサービス含む)を直接紹介する活動=メディアキャラバンがとても重要になっています。

女性がひとりでもできるメディアキャラバン

メディアキャラバンとは、自社やクライアントの商品・サービスを紹介する、いわば営業活動です。

結婚、出産、育児とライフイベントが多い女性にとって、時間と場所をフレキシブルに決められる仕事は、とても魅力的だと思いますが、メディアキャラバンに従事することで、それを叶えることができるかもしれません。

メディアは、視聴者・読者・ユーザーに届ける必要があると判断した情報であれば、例え会ったことが無い人でも、話を聞く機会を作ってくれます。

メディアが取り上げたくなるプレスリリースを作成し、代表電話や雑誌の裏に記載された担当部署番号、ないしは窓口として記載されているメールアドレスなどに、積極的にコンタクトすることで、担当者とつながることができます。

このようなつながり作りは、自宅にいながら、空き時間を見つけて、女性がひとりでもできる仕事です。

実際、アポイントメントがとれたらメディアの都合に合わせなければいけませんが、いくつか候補日をもらい、自分の都合とうまくあわせるようにすることも可能です。

会社に出社しなくても、目標訪問数や記事化への貢献度が企業と合意したKPIに達していれば、場所と時間は問いません。

広報PRの課題No.1は今年もメディアリレーション

宣伝会議が出版している「広報会議」では、企業にアンケートをとり、広報PR課題の調査をしています。

広報PR課題の第一位は、2017年に続き、2018年も、メディアリレーションとなりました。

出典:2018年2月号 広報会議/「広報の仕事」調査 2018

これはプレスリリース作成・配信をしていても、転載はされるものの、記者目線での記事化までに至っていないため、企業が期待する効果が得られていないことが背景にあります。

新聞記者やTV制作担当などは、数年で部署異動してしまうことも多く、キーパーソンが誰なのか、企業側で最新の情報を把握しておくことは至難の業です。

かといって、メディアリレーションだけに注力できる体制が整えられないという事情もあり、既にリレーションがある人材にメディアキャラバンを外注したいという企業も増えています。

女性で独立したいと思っている人と企業のニーズがマッチしている現状なので、空いている時間に専門性が高い仕事をしたいなど、チャレンジしたい方には、広報PRの経験問わず、おすすめの仕事です。

メディアキャラバンに向いている人の特徴

広報PRの経験が無く、メディアとも話したことがないから不安…と思われる方もいると思います。

広報PRに10年以上携わってきた視点で申し上げると、メディアキャラバンにはあまり関係ない気がします。

そんな中で、メディアの心をつかむことが上手だなと思った人の特徴は、

「相手の立場になって思いを巡らせるお話し好き」です。

特に中小企業やベンチャー企業では、すばらしい商品や技術があってもメディアへのアプローチに不慣れなので、世の中に伝えきれていないことがあります。

社会課題を解決してどのように社会に貢献しようとしているのか、創業者や開発者の想いをくみとり、一緒になってメディアに向き合うことが重要です。

そして、人と話すことが苦手…と言う方には難しいのですが、誰とでも話しをすることに抵抗がなくむしろお話し好きな方なら、メディアキャラバンに向いていると思います。

記事化されたときの感動はこの上ない喜び

まだ誰も知らないような企業をメディアに紹介する機会をえて、幸運にもテレビ番組に取り上げてもらうことができました。

番組放送後、問い合わせの電話が鳴りやまず、クライアントにとっては嬉しい悲鳴です。

「こんなにお客様から問い合わせをいただくなんて、想像していなかった!」

「一夜にしてウェブのアクセスが数倍に増えた!」

「〇〇さん(広報PR担当者)、ありがとう!」

メディアキャラバンを通じて、小さな企業でも、世の中に情報を発信することができ、認知度向上や売り上げにも貢献することができます。

感謝や喜びを肌で感じられることは、メディアキャラバンの醍醐味でもありますね。

まとめ

広報PRは、女性だけの仕事ではありませんが、ライフイベントが多い女性にとって、フレキシブルに生活と仕事を両立できる独立しやすい仕事だと思います。

プレスリリースの転載ではなく記事化を狙うために重要なメディアキャラバンは、今後ますます企業にとって重要になることでしょう。

PR Supporters のプロフェッショナルメンバーは、各自の得意分野において、直接メディアとつながっている方もいます。

プロフェッショナルメンバーとプロジェクトを組んで、企業の広報PR課題に取り組むこともできますので、ご興味のある方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。